すべてが僕のチカラになるブログ。

「人生」「物語」を中心テーマに、日々感じたこと、考えたことをなんでも書き綴ります。

約15年ぶりにプレイするFFX

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前々から欲しいと思っていたFFXのHDリマスター版。夏のセールでDL版が半額になっていたので、迷わずに購入することに。

 

ハイクオリティなCG技術と重厚な世界観、当時CMで何度も流れたシーンをはじめとした胸が高鳴る数々の名シーン。そして何よりもシリーズでも屈指の悲劇的な結末を辿る物語でもある。

 

 

美麗なCGの数々

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ヒロイン、ユウナの初登場シーン。厳しい試練に耐え抜き、滴る汗を振り払うユウナ。鎖骨を伝う汗に色っぽさを感じるのが、このCGのレベルの高さを物語っている。

 

 

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二枚目はルカの街に到着するシーン。中央の球体の建物はブリッツボールのスタジアム。この一枚だけで、ご飯三杯はいけそうな程にワクワクを感じさせるCG。素晴らしい。

 

CGによるムービーをはじめとし、細かな部分まで丁寧に作り込まれているからこそ、虚構の現実をリアルなものとして体感することができる。

 

自分が成長することで気づく色々なこと

物語序盤の段階では、召喚士(ユウナ)が辿る結末に付いてはプレイヤー(ティーダ)には伏せられている。なので、それを知っている前提で再度プレイすると、節々で各キャラクターが抱えている葛藤が垣間見える。

 

あるいは、主人公ティーダが抱えている父親に対するコンプレックスや子供っぽさ(無理に強がったり、いじける態度を表に出してしまう)に気付かされたり、当時は理解できなかったルールーの魅力に気付かされたり。

 

当時は何も考えずに進めてたところで、一歩立ち止まって考えてみる。探索してみることで新たな発見が起こるのは、人生と同じで面白い。

 

最後に

なんだか久しぶりに延々とゲームをプレイしていられそうな感覚に陥った。

 

シナリオの続きもある程度把握しているはずなのに、どんどん先を進めたくなる。そろそろ辞めなければいけないと頭では理解しているはずなのに、ついついもう少しだけやろうとなる。

 

 

これが起こる時っていうのは、大概ものすごくゲームの世界に没入している時だ。ゲームの世界が作り物ではなく、本当に存在しているかのような感覚に陥り、どんどん次を進めたくなる(他人事ではなくなっている?)。

 

そう考えると、RPGを楽しむために必要なのは、「その世界が実際に存在しているように感じられる心」なわけで、大人よりも断然子供の頃の方が楽しめる確率が高い。

 

大人になるとゲームが昔ほど楽しめなくなるのは、そういう部分に起因しているのかもしれない。逆説的に言えば、目一杯楽しみたければ、童心に還れと言うことになる。(だからこそ思い出補正のかかるゲームは面白い?)

 

大人になっても童心を忘れずに、人生もゲームも、何ごとも楽しみたいものだ。