自分の人生を生きるということ
これは僕や僕の身内に限らず、多くの人がしていることなのかもしれないのだけれど、人はしばしば責任転嫁をしてしまう生き物だと思う。
自分は悪くない、と自己肯定するために責任の所在を他人に押し付けてしまうことは、多くの人が経験していることなのだろう。
責任転嫁は、自尊心が強く、失敗や自分の欠点を認められない精神的に未熟な人の逃げ場になっていることが多い。
僕も昔はよくこういう考え方をしてしまった。
あらゆるモノゴトが上手くいかない理由を周囲の人間や環境、自分の体質のせいにし、
逃げ続け、自分は悪くないと欺瞞に満ちた自己肯定を続け、5年近く引きこもり続けた。
今も気をつけないと無意識にこういう考え方をしてしまいそうになる。
責任転嫁しないためには、失敗や自分の欠点を受け入れること、周囲の人や環境に感謝の目を向けること。未熟で弱い自分からの脱却。
そして、なにより大切なのは、人生は自分の選択、意志の結果であると強く意識することだと思う。
その場(コミュニティ)に留まるということも、逃げるということも、自分の意見を押し通すということも、誰かの意見に迎合するということも、何もしないという無意識の選択肢ですら、自分の選択した道だ。
その結果について、他人に責任を求めるということは、自分の人生を生きていないに等しい。
僕は自分の人生の責任を、他人に押しつけるような人間でありたくはない。