ほぼ日手帳、使ってみた。
一週間前、あなたは何をしていましたか?
そう問われた時に、スッと答えを返す自信はない。だけど、一週間くらい前なら、時間をかければどうにか思い出せそうだ。詳細には無理だけど、大まかに何をしていたかくらいは思い出せる。
では、一ヶ月前ならどうだろうか。さらに遡り、一年前は……。
きっと、ほとんどの人が何をしていたか思い出せないはずだ。
今年の5月頃、「日記の魔力」という本を読み、自身もなるべく日々の出来事や感じたことを書き記すようにしていた。iPadでLifeBearというアプリを使って書いていたのだけれど、書く内容が思い浮かばなかったり、付け忘れたりする日が多く、ここ最近はすっかり付けない日が続き、半月分くらい書けずにいた。
デジタルは効率的で管理もしやすいのだけれど、ワクワク感や楽しさは薄いように感じる。おまけに見返す機会がなく、人生を振り返るという日記の一番の目的に迎合していない。
そんなわけで、アナログの日記帳に手を出してみることにした。以前から少し気になっていた、糸井重里さんの会社が作っているほぼ日手帳。僕の大好きなマザー2の手帳カバーがラインナップされていたので、ワクワク感を出すためにも購入。
中身はシンプルなデザインで、サラサラと滑るような書きごごちも良く、辞書のような手触りでページも非常にめくりやすいように作られている。ページの下段スペースには糸井さんチョイスと思われる、感慨深い内容の文章が引用・抜粋されているので、これを読むだけでも価値があるし、これを読むためにページを開いて日記を付けることに繋げられるんじゃないだろうか。
なにより、アナログ手帳はページを開いてすぐに書けるのが良い。楽しく取り組むのと同時に、取り掛かるまでのステップをいかに簡易にできるかは習慣をつくるための重要なコツ。
そんなわけで、寝る前にこの手帳を机の上に置いておき、翌朝一番に付ける習慣にしていこうと思う。
当たり前のように朝を迎え、当たり前のように一日が終わり、翌日の朝が当たり前のようにやってくる。
特別な出来事でもない限り、一日の出来事をちゃんと記憶に留めておくことなんてそうそうできるはずがない。
だけど、僕たちは確かに一日一日を過ごし、そのなんでもない日々の積み重ねが、今の僕たちに繋がっている。
ブログと日記、共にきちんと続くことを未来の僕に向けて祈る。